撮影日:2013年3月23日
毎年3月開催のイベントで尾道駅前(しまなみ交流館)からサンライズ糸山までの何れのポイントから出発しても良いスタンプラリーです。
今年はこのしまなみ縦走参加ととびしま、しまなみ、さざなみの3海道1周を合わせてやってみました。
まず、今回のしまなみ縦走スタートポイントである今治市のサンライズ糸山に向かうために、とびしま海道に向かいます。
少々肌寒い中、ウィンドブレーカーを羽織って神山峠を通過。
まだ日が出ておらず、街灯もなくなった峠を越えていきます。
比較的気温は高く、夜にしては結構暖かい中呉市街地まで下ります。
途中、眼下に広がった呉の夜景が綺麗で、記念に写真を1枚。
と言っても、写真では分からず。
長時間の露光でもかければまた違ったのでしょうが、そのような機材を持ってきませんでした。
神山峠を下り切ると呉越峠を越して阿賀に。
阿賀から広に入ったとき、ロードバイクの方が声をかけてこられました。
やはり、私と同じくとびしま海道からしまなみにわたる予定とのこと、お連れの方がまだ起きていないようで待ち合わせ場所で待ってから出発されるとのことでした。
私は鈍足のため先行。
広を抜け、仁方を越すとようやく安芸灘大橋の入口が見えます。
ここからとびしま海道のはじまり。
まずは、安芸灘大橋への緩やかな上りを進みます。
橋の料金所についたところでトイレ休憩。
料金所横の事務所でトイレを開放されており、いつでも利用可になっています。
ぱっと見には分かりにくいですが、ありがたい事です。
橋を越えるととびしま海道のブルーラインが始まります。
下蒲刈島の三ノ瀬を抜けて、蒲刈大橋に。
蒲刈大橋を抜けると、急な下り坂の後になだらかな道が始まります。
調子よく進んでいたところ、自転車のライトが不意に消えました。
しばらく走り、自動販売機のある場所で電池交換。
さすがに夜間と言う事でヘッドライトと自転車のライトの2個を使用していますので問題ありませんが、両方切れたらアウトですね。
サドルバッグを開け、ごそごそと電池を探していると、近くにサイクリストが止まりました。
「手伝える事はありますか?」
とのこと。
単なる電池切れですと、返答して礼を返します。
やはり、しまなみ縦走に参加されるとのことであり、お互いがんばりましょうと挨拶を交わして分かれました。
こちらも電池を交換してすぐに出発。
原トンネルをくぐりぬけ、西泊を駆け抜けて大浦トンネルを越すとアビ大橋(豊島大橋)が現れました。
とびしま海道で最も高い橋であり、ここまで来ると岡村島までもう少しと言う気がしてきます。
とびしま海道のスロープを加速して下り、勢いのまま豊島をかけていきます。
勢いも弱まり、豊島の中心地に入ったところで豊浜大橋が見えました。
豊浜大橋の下は漁港になっており、橋の真下付近に太刀魚のさばき場所があります。
早朝に魚に包丁を入れているのを横目に、豊浜大橋への急傾斜を上ります。
まだ薄暗い中大崎下島に入り、しばらく走ると平羅橋が出てきます。
橋を渡らず、まっすぐ進むと小長港。その先には御手洗があります。
小長港から大崎上島、大三島とわたっても良いのですが、今回はとびしま海道から直接今治に入るコースですので、平羅橋を渡って平羅島に。
平羅島の短い道を進んで中ノ島に抜けます。
中ノ島もすぐにパス。
目の前にようやく岡村大橋が。
橋の途中には愛媛県との県境を示す白線が描かれています。
ここで写真を撮っていると、広で出会った方が追い越していかれました。
お連れの方は見えませんでしたが、「ようやく追いつきました」とのこと。
こちらもとりあえず一安心。
ここから、愛媛県に入ります。
橋を越したところには「愛媛県今治市関前岡村」の文字が。
標識を通り過ぎ、スロープを下って海岸線をまっすぐ進みます。
数キロも進むとようやく岡村港に到着。
とびしま海道の終点です。
船の出発時刻までまだ余裕があります。
先週のうちに発行していただいたサイクルーズパスを提示して、フェリーに乗り込みました。
広で出会った方も追いつかれ、船に間に合った様子。
お連れの方は自動車で駆けつけたとのことでした。
ようやく出港。
船には私のほかにも自転車の方がおられます。
車に自転車を積み込まれていた方もおられたようで、今治で組み立てられているのを見受けました。
途中、小大下島、大下島と抜けて来島海峡大橋の下をくぐりぬけます。
この時刻に岡村港から乗船するのは初めてで、東のほうでは陽光が雲に当たって綺麗な色を出していました。
来島海峡大橋の下に入るときには船室から他の方も出られ、橋を見上げます。
橋脚が連なり、壮観な風景の中船は進み、今治に到着。
桟橋を下りると、左手の遠くに今治城が見えます。
今回は残念ながら今治上には寄らず、逆方向に進みます。
船で出会った方に挨拶してから、今治駅へと駆け出しました。
母恵夢本舗の前を通り抜け、国道を横切って今治駅に。
しまなみ海道のブルーラインは尾道駅〜今治駅に伸びており、今回のしまなみ海道スタート地点はここになります。
まずは、線路沿いの道をスタート。
今治市道を進み、国道に合流。
途中、スポーツドリンクを補給してからサンライズ糸山に入りました。
今回のしまなみ縦走のスタート地点。
これまでしまなみ縦走は尾道駅からスタートしてきたのにたいして、今回は愛媛県側からのスタート。
礼を言ってスタンプ台紙を受け取り、サイクリングクーポンを購入。
毎年、しまなみ縦走の日から11月30日まで販売されるしまなみ海道の角橋の半額通行券です。
中にはクーポン券がついており、道の駅などの売店にあるアイスクリームや島嶼部の温泉の入浴料がいくらか割引されます。
と言っても使う機会は少ないのですけど。
出発に際し、まずは坊ちゃん団子と鳴門金時タルトを購入。
腹に収めてから出発しました。
まずは来島海峡大橋に上ります。
ループ状のスロープを通り抜け、橋上にたどり着きます。
追い風に助けられ、軽快に道を通過。
途中、歩行者とすれ違うときは徐行になりますが、それ以外の時は順調にスピードが乗ります。
私の前にクロスバイクのレンタサイクルに乗られたグループがいくつかおられましたので、後ろからグループに「横通ります」と何度か声をかけて通過。
橋を通り抜け、例年のポイントを通り過ぎましたが、スタンプポイントが出てきません。
「昨年と同じポイントかな?」と橋のスロープを下りましたが、昨年のポイントにも姿が見えず。
その下の、休憩場所にようやくスタンプポイントを開設されているのを見かけました。
橋の上は結構風が吹きますので係りの方も大変だったのでしょう。
この場所でもやはり寒い事は寒いのでしょうが、いくらか風も弱くなるはずですので幾分かましかもしれません。
挨拶をしてからスタンプをいただき、次へと出発。
スロープを下ってよしうみいきいき館へと進みました。
途中、以前は路面が荒れていた場所が補修されているのを見かけました。
やはり、こういった定期的な補修がないと道路は走りにくくなります。
橋を下りたすぐ先がよしうみいきいき館。
背中には来島海峡大橋が見えます。
スタンプを押していただき、すぐに出発。
吉海町から宮窪町を抜けるには少々小高い道を進むことになります。
と言っても、風に助けられたのか、楽に上りを終わらせました。
みちなりに進み石文化運動公園の横を通り過ぎて宮窪観光案内所に下ります。
例年では観光案内所の中がスタンプポイントでしたが、今回は外のテント。
日は暖かいとはいえ、風は冷えている中のスタンプ。
頭が下がります。
台紙を受け取り、海岸沿いに進み、伯方大島大橋を渡ります。
料金所の手前で止まって区間券を取り出し。
料金所を通り過ぎざまに料金箱に投げ込んでいきます。(料金所は無人)
橋を渡りきって、スタンプポイントに到着しました。
スタンプを押していただき、またもや出発。
写真を撮らせていただきたい旨を伝えると、時折単車が走り抜けるので気をつけるようにとのこと。
頭を下げていくらか撮らせていただきました。
橋の上からは次のスタンプポイント、マリンオアシス伯方が見えます。
改めて見ても、綺麗な場所です。
遠めに眺めながらスロープを下り、下り坂を下り切り、マリンオアシス伯方に到着。
スタンプを押していただき、エネルギー補給用にお菓子を探して店内を見回しましたが目新しいものは見当たらず。
そのまま出発する事にしました。
そのとき、とびしま海道経由(同じフェリーに乗船)で来られた方がスタンプポイントに到着。
マリンオアシス伯方で食事が出来るかを聞かれましたが、ラーメンかお菓子ぐらいしか思い当たりません。
その方もどうしたものかと考えていました。
後日確認したところ、中にレストランがあり、海鮮丼などのメニューがあるとのこと。
食事で立ち寄る機会がありませんでしたので、初めて知りました。
その後、先を急いで大三島橋に。
マリンオアシス伯方の先の坂道を越えると橋へと続く坂道が現れます。
数度のアップダウンの後、しまなみ海道最初の橋、大三島橋に到着しました。
斜張橋、つり橋の多いしまなみ海道の中では珍しいアーチ橋で距離も短いものになっています。
もう少しすれば桜も満開になるのでしょうが、今は見えず。
橋を渡りきり、スタンプポイントに到着しました。
スタンプをいただいて先に進みます。
大三島橋を過ぎるとまっすぐ進み、道の駅を横目に多々羅大橋の下をくぐりぬけてまだまだまっすぐ進みます。
一つ、峠を越してようやくチェックポイント道の駅御島に到着しました。
駐車場の奥。
レンタサイクルのスペースでスタンプをいただきます。
スタンプをいただいた後、大山祇神社の対面の村上井盛堂に。
ここで神島まんじゅうと甘酒まんじゅうを購入。
久しぶりに食べましたがやはりおいしいですね。
今回はというか、今回も。と言うか。大山祇神社参拝は時間の都合上次回に持ち越させていただきました。
その後、道を引き返して道の駅多々羅しまなみ公園のチェックポイントに。
開いたスペースに自転車を立てかけてスタンプをいただきます。
ここで、呉から来られた方と再開。
まだ、この公園に来られたばかりと言う事で御島にはまわられていない様子。
がんばりましょうと分かれて、すぐに食事に入りました。
売店で鯛カツバーガーを購入。
大三島のご当地バーガーの様子。
味は悪くありませんが、白身魚のフライとどう違うのでしょう。
食事を済ませるとまた走り出します。
多々羅海峡を渡って広島県側のチェックポイントに。
橋を渡り終えるとやはり、こちらのチェックポイントも盛況。
少し並んでからスタンプをいただくと、すぐに次のポイントに向かって走り出します。
海岸沿いを走るとさほど距離もおかず瀬戸田サンセットビーチに到着。
ここでネーブルと八朔を配られていました。
ありがたくネーブルを頂戴してお腹に収めます。
広島産ネーブルは週に1回は食べているのですが、やはりおいしいものです。
みかんは愛媛県が日本一ですが、広島県の島嶼部もかんきつ類の栽培が盛ん。
瀬戸田はデコポンやレモンが有名でしょうか。
八朔は因島が発祥とのこと。
ここから再度走り出し、次は生口橋に向かいます。
途中、パティスリーオクモトでクッキーシューを1個食べていきました。
お菓子を食べてばかりのような。
ちなみに、この店。このときはあまり人がおられませんでしたが、サイクルスタンドも設置され、自転車の客が訪れる事も多い様子。
クッキーシューを頼むと目の前で作っていただけました。
店内でも食べられますが、今回は時間短縮のため店の外でいただいてからすぐに出発。
味はおいしかったです。
瀬戸田の市街地を離れ、ドルチェを通り過ぎてしばらく進むとようやく生口橋に入ります。
スタンプをいただいて、すぐに橋を渡りました。
天気は上々。
適度な暖かさの中、因島に入ります。
残る島も2つとなりました。
因島運動公園のある坂を越え、次の坂の途中にあるフラワーセンター前のチェックポイントに。
昨年と同じく、中学生にスタンプを押していただきました。
学外授業の一環と思うのですが、先生も大変だと思います。
同じくドリンクも配られていましたので、ありがたくスポーツドリンクを一杯頂戴します。
一息ついたところで再度出発。
中には自分の足で走って縦走に参加されている方もおられます。
お互い声を掛け合って、先に進みました。
フラワーセンターの先の坂を越えると因島大橋はもうすぐ。
少し長めの坂を上り、橋へのスロープを進みます。
ようやくスタンプポイントに到着。
スタンプをいただくと、すぐに橋のチケットを一枚取り出して出発。
料金所にチケットを入れて橋を越えました。
向島に入り、橋の真下の立花臨海公園チェックポイントに入ります。
天気は晴れ。
日差しも気温も割と暖かく、自転車にはちょうど良い状況。
テントの中ですだちサイダーと言うのを販売されていましたので、一本飲んでみました。
少し酸味のあるサイダーで、特に悪い味ではありません。
値が張るのがネックで、やはり観光地価格と言ったところでしょうか。
チェックポイントの公園は今年一年で整備が進み、トイレもきれいにした上、常設のサイクルスタンドが建てられていました。
チェックポイントでスタンプをいただくと、すぐに出発。
途中、向島大橋が改装工事中。
自転車、歩行者は橋下を走れると書かれていましたが、入っていいものか分からなかったため、隣の坂を越えました。
この坂道。短い割りになかなかの急傾斜で一気にギアが落ちます。
橋下を見ると自転車で通り抜けられている方がおられました。
坂道を上ると今度は短い下り。
こちらも傾斜がきつくすぐにスピードが出ましたが、交差点が近いのでやむなく減速。
橋の入口に下りると工事看板に「自転車・歩行者通路」との表示があります。
カラーコーンの間を入って、向こうに抜ければよかった様子。
次は下を通りましょう。
向島大橋を抜けると向島の市街地まで距離はありません。
街中を走り抜けてようやく福本渡船に到着。
船を下りて尾道駅まで走ります。
最後のチェックポイント、しまなみ交流館でスタンプを頂き、しまなみ縦走終了。
と景品をいただくと、小休止の後に呉方面に走り出しました。
三原港を走り抜けて先に。
しばらく進むとさざなみ海道の入口を越しました。
ようやく最後の海道に入ります。
三原大橋を抜けてしばらく進んだ須波港でエネルギー補給。
売店は閉まりかけでしたのでたこ焼きは既に売り切れていました。
おにぎりを腹に収めてまた走り出します。
安芸幸崎の先の坂道を進んで竹原市に入ります。
忠海、安芸長浜、大乗と呉線の駅の表示を横目に進み、17時過ぎに道の駅たけはらに到着。
既に閉まっているものと思いましたが、閉まるのは18:00とのことで運良く小休止となりました。
ここで水分補給用のドリンクを補充してから出発。
竹原市街を抜け、吉名を通り過ぎるとようやく安芸津町(東広島市)に入りました。
峠を越して、安芸津の中心部を走り抜けて風早に。
大芝大橋の横を通り過ぎてようやく呉市に入ります。
と言っても安浦町ですが。
日も沈みかけ、ここからはライト点灯で進みます。
武智丸の横を抜け、安浦、安登、安芸川尻と経由してようやく安芸灘大橋入口に到着。
これでようやく1周。
と言ってもさざなみ海道はまだ終わっていませんので、残り十数キロを進みます。
仁方を抜け、広、新広、安芸阿賀と通り過ぎるとようやく休山トンネルにたどり着きました。
ここから呉市街地。
残り数キロです。
トンネルを抜け、左に折れると後はまっすぐに進むだけ。
既に日は落ちていましたが、本通りを走り抜けてようやく国道31号との交点に。
さざなみ海道完走。
1年ぶりの3海道1周が完了しました。
ここからはのんびりと呉駅に走り、一息。
自転車を停めて呉駅内でトイレを済まして出ると、電車から降りた方が自転車を組み立てています。
声をかけてみるとやはりしまなみ縦走に参加されたとのこと。
お互い気をつけて帰りましょうと、話してから熊野町に出発。
今回は神山峠を越えようかと思いましたが、20時を越していますので、さすがに焼山経由。
少々おっかなびっくりになりましたが、熊野町内に無事戻ることが出来ました。
今年のしまなみ縦走はこれで終了。
来年は逆周りで1周してみたいものです。
熊野町
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安芸灘大橋(県道174号〜呉市道〜国道185号経由)
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蒲刈大橋(県道74号経由)
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豊島大橋(県道287号〜呉市道〜県道287号経由)
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豊浜大橋(県道354号経由)
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平羅橋(県道355号経由)
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中の瀬戸大橋(呉市道経由)
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岡村大橋(呉市道経由)
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岡村港(愛媛県道177号経由)
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今治港(フェリー経由)
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今治駅(今治市道〜愛媛県道14号〜今治市道経由)
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サンライズ糸山(今治市道〜国道317号〜愛媛県道161号経由)
↓
来島海峡大橋(愛媛県道161号経由)
↓
吉海いきいき館(愛媛県道49号経由)
↓
宮窪観光案内所(国道317号経由)
↓
伯方大島大橋(県道49号経由)
↓
マリンオアシス伯方(国道317号経由)
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大三島橋(国道317号経由)
↓
道の駅御島(国道317号〜愛媛県道21号経由)
↓
神島まんじゅう本舗(愛媛県道21号)
↓
しまなみの駅多々羅しまなみ公園(愛媛県道21号〜国道317号経由)
↓
多々羅大橋(国道317号経由)
↓
瀬戸田サンセットビーチ(国道317号経由)
↓
生口橋(県道81号経由)
↓
因島フラワーセンター(県道366号〜国道317号〜県道366号〜尾道市道〜県道367号〜尾道市道経由)
↓
因島大橋(尾道市道〜県道366号〜国道317号経由)
↓
立花臨海公園(県道377号経由)
↓
福本渡船(県道377号〜国道317号〜尾道市道経由)
↓
しまなみ交流館(渡船〜尾道市道経由)
↓
三原港(国道2号〜尾道市道〜国道2号経由)
↓
さざなみ海道入口(国道2号経由)
↓
須波港(国道185号経由)
↓
道の駅たけはら(国道185号経由)
↓
安芸灘大橋入口(国道185号経由)
↓
休山トンネル(国道185号経由)
↓
さざなみ海道終点(国道185号経由)
↓
呉駅(国道31号経由)
↓
熊野町(国道31号〜県道31号経由)