撮影日:2012年1月15日
建立600年。曹洞宗の古刹で瀬戸田のどこからでも見える国宝の三重塔は室町時代のもの。
鐘楼は広島県の重要文化財に指定されています。
中国三十三観音霊場の十一番札所でご本尊の聖観世音菩薩は33年ごとに開帳供養される秘仏とのこと。
内部のお堂のほとんどは明治6年の火災で焼失し、その後三原付近の寺院解体で発生した木材で再建したものの、老朽化が激しく解体されたとの事。
現在は本尊を安置する仮本堂と鐘楼、三重塔が残っています。
なお、墓地の先にお稲荷様か権現様と思しきお堂がありました。
瀬戸田の観光案内には載っているのですが、耕三寺、平山郁夫美術館が観光案内所の真近くなのに対して、向上寺は小山の上に建っていますのであまり足を運ぶ人が少ないかと思います。
中国三十三観音霊場も瀬戸田に一つ札所があると聞いたとき、耕三寺を思い浮かべましたし。
耕三寺は国登録有形文化財。
向上寺三重塔は国宝ということで、古さではこちらの方が上になります。