撮影日:2010年12月5日
日露戦争に備え、敵が呉港に侵入した場合の備えとして日本最大規模の砲台が設置されました。
しかし、一発も撃つ機会もなく大正8年に廃止になりました。
それ以降は荒れ砲台になっていたとのこと。
土木学会選奨土木遺産であり、全体の規模を見ると「このような山中によく作ったものだ」と感心することしきり。
ヘリもなく、車が往来するような道が完備されていたわけでもないはずです。
砲台は北部と南部に分かれ、規模の大きいのは北部。
小規模の砲台と作業所が備えられていたのが南部になります。
ちなみに、写真でよく見るのは北部砲台。
こちらのほうが写真写りもよく、見栄えがするからでしょう。
ちなみに、砲台に選ばれるだけあり、広島湾が一望できます。
三高港の目の前の山で、港から見ることが可能です。