撮影日:2010年11月7日
かつては長官山といわれていた入船山ですが、その名のとおり呉鎮守府の長官の官舎及び家族の住居がありました。
旧呉鎮守府司令長官官舎(国の重要文化財)と合わせて休憩所(旧東郷邸 国の登録有形文化財)、歴史民俗資料館、一号館(高烏砲台の旧火薬庫を移設)、郷土館、旧呉海軍工廠塔時計からなりますが、休憩所と旧呉海軍工廠塔時計は入場料(250円)を支払う必要がありません。
旧呉鎮守府司令長官官舎は正面から見える洋館(公的施設)と日本家屋(家族の住居)がつながっており、来賓をもてなすときは洋館を使用、通常の生活は向こう側の日本家屋を使用していたとのこと。
呉の空襲時も被害を免れたことと、使用されている金唐紙のこともあわせて国の重要文化財になったとのことです。
ガラスは神戸の異人館でも見かけましたが、大正時代のものがはめられているとのこと。
内部の雰囲気も良く、金唐紙という日本の資材で洋風の調度を出しているのが面白く感じました。
今日はピアノコンサートも開かれ、良い雰囲気でした。
私は時間が押していましたので聞くことが出来ませんでしたが。